ワーキングマザー のんたまの日々

中間管理職と2児の母の掛け持ち ドタバタらいふ

介護ヘルパー研修を義務教育に組み込もう!?

ここ数年お世話になっていた、大好きな美容師Jさんが、カリフォルニアに拠点を移すことになり、しばしのお別れカットに行ってきた。

「高齢になっても、女性として美容を楽しみ、自らの姿を鏡で見て、表情を輝かせる瞬間を大事にして欲しい」という熱い思いを持って、自宅や高齢者施設への訪問美容のマーケット開拓に取り組んでいたJさん。

表参道の一流サロンで修業した腕は、ピカイチ。その彼が、介護の現場を知るために、夜も訪問ヘルパーとして働いていたことを今日初めて知り、圧倒的な努力に衝撃を受けた。

そして、『日本は義務教育の中に、介護取り入れるべきですよね。兵役じゃなくって介護を学ぶことを義務にする。球技大会はやらなくてもいいけど、介護体験は中学生までにさせるべき!』と現場を見てきた彼の言葉。

たまたま、昨年から、介護保険制度の運営に末端で関わることになり、要介護高齢者の激増と、ぎりぎりの制度運営を目の当たりにしていることもあって、

胸に深―く刺さりました。Jさんののアイデア

○義務教育を終えるまでに、数十時間の教育を受けてヘルパーの資格を取得させることは、やろうと思えばできるはず。そしてこれからの高齢化社会を生きる子ども達には介護教育は、とっても大事な経験&必須スキルとなる。

○失業し求職中の人も、失業給付や生活保護にばかり頼るのでなく、介護の現場で短時間働きながら、次の仕事を探すようにすれば人手不足の解消になるし、社会保障費も減る。

○介護ステーションと保育の複合施設を作って、仕事を離れた子育て世代が一定期間介護の現場で働けるようにする。

○何よりも、地域の介護ステーションで、対価を得ながら、誰もが近所のおじいちゃんおばあちゃんをケアするコミュニティができる。介護をプロとしてやっていく希望を持っていない人でも、介護の基礎的スキルを持ち、一定期間、地域の介護に貢献できるようにすることは、今後の少子高齢化社会で重要

etcというもの。

ちょ、ちょっとこのアイデアすごく力がある…!!

なんか、当たり前のようで、全く考えたことなかった、介護研修の義務教育化。

『腕が折れたら、議員に立候補して提案してみますよー!』とさわやかに笑うJさんだったが、ほんとに、超高齢化社会を回していくには、これを実現するっきゃないんじゃ・・・!?と、思わず考えこんでしまいました。